東北の夏の火祭りと言えば、言わずもがな青森のねぶたです。観光で訪れたことがある人も多いのではないでしょうか。
私は現在、青森に住んでいて、「青森で自慢できると言ったら、正直ねぶたしかないな」と思うのですが、それくらい、あの夏の数日感に力を注いでいるということでもあります。
さて、そんな青森のねぶたですが、「ハネトとして参加するとナンパの成功率が高い」ということをご存じですか?
今回は、“ハネトとして参加するとモテる”という件について徹底的に考察してみたいと思います。
この記事の目次
誰でもハネトとして参加できる!
まず、県外からいらっしゃる観光客の方はみんな、“ねぶたは見るもの”と思っているかもしれませんが、そうではありません。ねぶたは、“参加するもの”です。
「ねぶたの山車を見たい」というのであれば、席をとってゆっくり眺めることをおすすめしますが、見るだけであれば、おじいちゃんになってからでもできますよね。
独身男性で、彼女が欲しい!女の子と遊びたい!と思うのであれば、是非「ねぶたは跳ねるもの」と思って、積極的に参加してください。
ねぶた参加は“正装”が基本
ねぶたに参加するためには、専用の衣装を身に付ける必要があります。参加規定として、決められた衣装があるので、あらかじめ着付けをしてくれるところに予約しておくことをおすすめします。
青森市内(とくに駅前)のお店で、衣装のレンタルと着付けをしてくれますので、夏になったら検索してみてくださいね。
また、正装しないで参加しようとすると怒られますので、必ず決められた衣装で参加するようにしましょう。なお、「毎年参加する」という方は、専用の衣装を購入してしまった方が安上がりですし、記念にもなるのでおすすめです。
素人でも跳ねることはできるのか?
しかし「素人でも跳ねることができるの?」と疑心暗鬼になる人も多いと思います。結論から言えば、素人でも跳ねることはできます。周囲でプロ級のハネトが参加していますから、見よう見まねで跳んでもそれなりに様になります。
また、ハネトだからと言って全部跳ねなければいけない、ということはありません。ほとんどの人は、ゆったり歩いて移動して、盛り上がってきたら跳ねる、休む、という繰り返しです。
また、ひとりで参加している男性も結構いるので、恐れる必要はありません。「跳ねている姿を見られたくない」という人は、花笠を使えば、顔をあまり見られずに済むので利用しましょう。
ハネトの男はかっこよく見える件について
なぜハネトのナンパが成功するのか?と言えば、ハネトの男はかっこよく見える&ハネトの女性は美人に見えるからです。
ここから夏の火遊びや、本気の恋愛、結婚まで行く可能性があります。
男のハネトの力強いジャンプはかっこいい
お祭りですから、ここは男性が「調子に乗っても許される場」となっています。そのため、男性のハネトはわざと列から外れて客席の近くを跳ねてみせるパフォーマンスをします。
このようなパフォーマンスは観客を興奮させ、取り柄のない男を魅力的に見せる効果があります。つまり、つかの間の英雄になることができる瞬間です。
ということで、ハネトで参加するだけで、かっこよく見えますし、かっこよく跳ねることができれば注目される。自分に自信が持てない男性も、ここぞとばかりに発散する場所として適しているのです。
女性のハネトも魅力的に見える?
また、男性だけでなく、女性のハネトも魅力的に見えます。友達同士で参加している人が多いのですが、跳ねて笑って楽しそうにしている姿は、魅力的です。
お祭りの雰囲気も相まって、いつもより魅力的に見えるので、男女共に恋が生まれやすい条件が整っています。
ハネト参加する独身女性はナンパ待ち?
ハネトとして参加している女性は、ナンパ待ちなのでしょうか?全員ではありませんが、ナンパされるのを待っている女性もたくさんいます。
また、青森は夏と呼べる期間が少ないこともあって、ねぶたの開催期間は若干開放的になっています。つまり、「遊んじゃおうかな」と油断している女性も多い、ということです。
地元女性の落とし方
まず地元の女性の場合。青森の女性は、周囲に独身男性が少ないことから、出会いの数が極端に少ないこともあって、相手を探している人が多いです。
通常、高校卒業と同時に県外に人口が流出してしまうため、「美人なのに彼氏がいない」という奇跡の物件の宝庫でもあります。「この子はきれいだから彼氏がいるに違いない」と思わないでください。それは早とちりです。
ただし、青森の女性はシャイなので、女性の方から声をかけてくれるのを待っていてはいけません。土地柄、「押しに弱い」のが青森の女性。つまり、「ねえ、いいじゃん、ねえ、ねえ」とガンガン押しまくれば、「じゃあ、いいですよ」とコロッと落ちるのです。
そのため、青森の女性を見つけたら、図々しく迫ることをおすすめします。彼氏がいないことを確認したら、押して押して押しまくりましょう。
県外の観光客の落とし方
県外からの観光客がハネトとして参加していることも最近は多いです。観光客の女性も、女性だけで参加している場合は独身の可能性が高く、声をかけやすい状況です。
ここでポイントなのは、「青森をよく知っているフリをすること」です。「これ終わったらどこ行くの?」と質問して、行き先が決まっていなかったら、一緒に飲みに行こうと誘ってみましょう。
ただし、質問されて何も答えられないとカッコ悪いので、ある程度青森周辺のお店などはチェックしておくと良いでしょう。
ハネトは圧倒的に独身が参加している
ハネトとして参加することは、体力的にもハードなため、高齢の人は参加できません。また、子連れの女性はあまり参加できない(できるけど大変)ことから、ほとんどが独身女性・学生さんです。
そのため、声をかけてみたら既婚者で子供がいた、みたいな事故が起こりにくく、お祭りなのでノリの良い女性が集まっていることも特徴としてあります。
たくさん人がいるので、失敗を恐れずどんどん軽く声をかけて歩きましょう。
ねぶたへは全日参加してどんどん声をかけて
2017年度のねぶた運行スケジュールは、まず8/1が前夜祭。8/2と8/3は夜の通常運行(こどもねぶた含む)。
8/4~8/5は大型ねぶたの運行(8/6に大賞の発表)、8/7は最後の昼だけの運行となっています。参加したいのは、8/2~8/6の運行で、この日程は全部参加することをおすすめします。
参加者が入れ替わる?全日に可能性がある
全日参加していただきたい!というのには、理由があります。地元に住んでいる者でも、全日程参加する人は少ないです。行ける日だけピックアップして参加します。
さらに、観光客でハネト参加する人も、「どれか1日だけ参加する」という人が多く、ゆえに参加する人が毎日入れ替わるのです。
出会いの数が可能性の数なので、うっかり声をかけても「同じ人に声をかけちゃった」ということがありません。また、何か失敗しても、翌日に持ち越すことがありませんので気分をリセットして参加することができます。
アドレナリンが出る!ハマる!青森ねぶたは楽しい
最後に、「ナンパが成功する」という点もそうですが、青森ねぶたにハネトとして参加することは、ある意味スポーツに近いです。「ラッセーラー」の掛け声と共に、体を動かすと、体の中に眠っている“祭りの虫”が騒ぐようです。
一度ハマるとまた跳ねたくなることから、リピーターが多い青森ねぶた。是非、今年の夏は、ナンパ目的でもいいので、青森ねぶたへお越し下さい!