最近、夫婦関係がうまくいっていない家庭が多いと見受けられますが、大きく分けて2通りあります。家庭内別居状態で口もきかない関係の場合と、しょっちゅう言い争いをしているケンカ夫婦に分かれます。
好き同士で結婚したはずなのに、いつからこんな風になってしまったのでしょうか。これから、うまくいかない理由とうまくいくコツをお話していきます。
夫婦関係がうまくいかない理由
夫側の意見
①ご飯を作ってくれなくなった。
②優しく接してくれなくなった。
③色気がなくなった。
妻側の意見
①時間的なすれ違いが多くなった。
②家事や育児に協力的でない。
③魅力を感じられない。
ザっと挙げると、上位に来るのはこれらの理由ではないでしょうか。でも良く見て下さい。3つ共、それぞれ同じことを言っていると思いませんか?
①については、夫が残業や飲み会などで帰りが遅いので、ご飯が無駄になることが多く、作らなくなったと考えられます。
②については、夫が家事や育児に協力的でないから、妻が優しく接してくれなくなったと考えられます。
③については、妻が家事や育児に追われるあまり、色気がなくなり、夜の夫婦生活がなくなった。そもそも夫が協力的でないから、妻は夫の優しさを感じられなくなり、魅力を感じなくなったと考えられます。
こうして見てみると、妻の要求が多い様に思いますが、夫の思いやりがなくなったことが一番の原因です。もちろん求め過ぎる妻にも問題がありますが、どこかで歩み寄るチャンスはあったはずです。
それを見逃してしまい、夫婦関係に溝ができたと言えるでしょう。では、この様な夫婦関係になってしまった今、修復する方法はあるのでしょうか。
夫婦関係を修復する方法
既にできてしまった溝を埋める為には、時間がかかることを覚悟した方が良いでしょう。女性は、根に持つ性分なので、簡単には許してくれません。でも、夫としての要求を早い段階で言わなかったことにも問題があります。
言葉にしなくても理解できるのが夫婦だ!などというのは、幻想です。自分の求めているものを察して、絶妙なタイミングでフォローしてくれる妻というのは、男性のファンタジーに過ぎないのです。
妻が専業主婦にせよ、仕事を持っているにせよ、妻の考えからすると、男女平等なのです。三歩下がって着いてくるのは、時代劇の中の話です。
悲しい現実かもしれませんが、女性の方が強い時代になっているのですから、現実を受け入れるしかありません。その女性を選んだのは、あなたなのですから。
夫婦関係を修復するには、妻の苦労を認めてあげることです。その上で、自分が家庭に無頓着だったことを謝罪し、夫婦関係を良好にしたいとはっきり告げることです。
もし、これだけはちゃんとやってほしいという要望があるなら、その時に言いましょう。「大変だとは思うけど、ご飯だけは用意して欲しい」とはっきり言わないと伝わりませんよ。そして、ご飯がいらない時は、早めに連絡する様にしましょう。
これからの夫婦関係がうまくいくコツ
仕事で疲れて帰って来ると、テレビを見ながら無言で夕飯を食べる人も多いのではないでしょうか。これからの夫婦関係がうまくいくコツは、ズバリ!夕飯の時の会話にかかっています。
女性は愚痴を聞いてもらえるだけで満足しますので、アドバイスは不要です。ただうなづいて、親身に聞いてあげるだけで大丈夫です。女性は自分が話したい時だけ話し、相手の話は聞きません。「大変だったね」とか、「頑張ってるんだね」とひとこと添えるだけで、お酒のおつまみが一品増えるかもしれません。
本来女性は、褒められたい願望が強いので、褒められたり、同調してくれる人に好意を抱きます。一番近くにいる夫に理解されているという安心感は、大きな幸福の源となるのです。
あなたが理解を示すことで、可愛かった妻がよみがえる事でしょう。
いつまでも新婚夫婦のようなアツアツの関係でいることは不可能ですし、気持ち悪いですが、ほんの少し歩み寄るだけで、劇的な変化をもたらすことは可能です。
女性の心理は複雑に見えるかもしれませんが、実は単純なのです。あなたが歩み寄れば、すぐにそれに気づく事ができます。妻を褒めるだけで、自分も幸せになれるなら、そんな簡単なことはありませんよ。