最初のデートは様子見ですから、好きじゃなくてもデートしてくれる(付き合うかどうかは置いておいて)…ってことは、誰でも知ってますよね?
「この人はどんな人なのかな」とか「1回くらいならデートしてもいいかな」というのが、最初のデートです。では、2回目のデートにはどんな意味があるのでしょうか。
勘違いをして「もう付き合ってるも同然」と思ってしまったり、「体の関係もOKのサイン」だと勘違いしていませんか? それはちょっと早合点しすぎです。
2回目のデートにOKしたとき、彼女は何を考えているのでしょうか。何を期待しているのでしょうか。そして、このデートをさらに次に繋げるために、何をしたらいいのでしょうか。
この記事の目次
2回目のデートをOKする女の心理
結論から言うと、2回目のデートにOKした理由は、「前回のデートでの印象が良かった」からです。それ以上でもそれ以下でもありません。
つまり、これは“初回のデートは合格だった”という結果に過ぎません。
女性の脳を理解せよ
女性の脳は、“上書き脳”と言われていて、前回多少失敗していたとしても、そのマイナス点が以降ずっと引きずったままになる、ということはありませんからご心配なく。
なので、ちょっと意識してもらいたいのは、今目の前にいる彼女は、確かに前回デートした彼女と同一人物ではあるのですが、“違う審査員が来た”と思って対応してほしいのです。
記憶が上書きされていくので、前回100点でも今回20点だったら20点ですし、前回20点でも今回100点なら100点の印象になります。(平均点ではなく、最新の情報のみ有効です)ちなみに男性の脳は基本的には“減点方式”です。
男性側としては“チャンスの回数は多いほどいい”はずなので、2回目デートとは言え、初回と同じくフレッシュな気持ちで挑むと良いでしょう。
2回目のデートをOKしたときの心理状態
まだ付き合っていない状態での2回目のデート…ということで、男性は「付き合うこと」に対してかなり前向きな気持ちかもしれません。簡単に言えば「ワンチャンあるかも」って感じです。
では、女性も同じく「ワンチャンあるかも」と思っているのでしょうか。これは、男性に対する好意の度合いで、心理状態が異なります。女性側も「付き合いたいな」と思っているのか、それとも「どうしようか」と検討しているところなのか。
早く結論を出して欲しい気持ちはわかりますが、女心を動かすのは「緩急」です。のんびり時間をかけて待つことも大事ですし、タイミングが来たら結論を急ぐことも大事です。
この2回目のデートの時点では「緩急」の“緩”。つまり、のんびり時間をかける期間です。彼女の気持ちが定着するまで…接着剤が乾くのを待つ、みたいな感じで、ゆったり構えておきましょう。
2回目デートはここに気をつけろ!
初回とは幾分趣が違う2回目のデート。どこに気をつけたらいいのでしょうか。正直、初回のデートさえクリアできればあとはどうってことない!と考えて油断している男性もいます。
ところがどっこい。2回目のデートで「うわあ、そうか、この人はこんな人なんだ」と男性の本性が見えてしまって、去っていく女性が多いのです。
2回目デートは慎重に…ふたりはまだ友達!
2回目デートということで、まだお互いよそよそしいとは思うのですが、今まで見てきた失敗例で一番多いのは
- 「俺が俺が」系
- 「もう俺の女」系
です。
「俺が俺が」系は、1回目のデートでもう「俺のことを理解してもらえた」と思い込んで、「俺の話もっと聞いて!俺のこともっと知って!」と情報を投げつけるのです。
まるで、連休明けの幼稚園児が、先生に向かって「あのね!僕ね!おじいちゃんの家に行って、おもちゃ買ってもらった!」と自慢するがごとくです。これでは彼女は、「俺が俺が」のサンドバック状態です。
また、「もう俺の女」系の場合、まだデート2回目なのに「アイス好きだろ?うまいスイーツの店連れてってやるよ」みたいに、なんとなく“この女はもう俺のもの”みたいな空気を醸し出してくるパターンです。まだデート2回目なのに早すぎます。
というか、基本的にこの“お前は俺の女”みたいな雰囲気を出す男は、普段モテない男がする行動なので、やめておいた方がいいです。あくまで、ふたりは友達。対等な立場である、という前提でお出かけすることが大事です。
2回目デートで女が期待していること
では、女性側としては、2回目のデートに何を期待しているのでしょうか。男性に何をしてもらいたいのか。また、何をしてもらうと「これだ!」と思うのでしょうか。
グッとくるポイントを刺激せよ
私の個人の経験なのですが、2回目のデートでたまたま買い物をしたので荷物があって、紙袋を持って歩いていたのですが、ほかのカップルを見ていると男性が荷物を持ってあげているパターンが多い。
このとき、「ああ、男性から“荷物持ってあげるよ”と声をかけてくれることが女性にとっての喜びなんだな」と実感しました。しかも女性が「いいよ、自分でもてるよ」と言っても、「いいから、今だけ持たせて」と半ば強引に取り上げてほしい。
このように、ここでも押すべきところは押して、引くべきところは引く、という“緩急”が大事です。女性には、押して欲しいツボがたくさんあります。
基本“レディファースト”を忘れなければ大丈夫
日本の男性はレディファーストができない男性が多いと思うのですが、このレディファースト精神さえ忘れなければ、1回のデートの中で3回くらいはキュンキュンさせることができると思います。
例えば、エレベーターに乗るときや、飲食店で席に座るとき。ちょっと混雑してきたら、すっと手を握ってあげたり、髪の毛が乱れていたら「ちょっとごめんね」と一言かけて直してあげる、などなど。
「どんな女性であれ、女性なのだから、女性らしく扱ってあげる」。正直、女性って強い存在なのですが、どんな女性であっても「あなたはか弱いお姫様です」みたいに扱ってもらうと、嬉しくなってしまうのです。
2回目のデートでこれをパーフェクトにこなせ、というわけではありませんが、好きな女性、気になる女性が相手なのですから、レディファーストな行動で好感度を上げていきましょう。
このデートを次のデートに繋げるためのポイント
さて、2回目のデートが成功したからと言って、イコール3回目…というわけではありません。次のデートをするためには、理由が必要です。
お互い好きなら「会いたいから会う」でいいのですが、まだ付き合う前のふたりには“大義名分”が必要なのではないでしょうか。
3回目のデートの“大義名分”を用意する
3回目のデートに必要なのが、スケジュール調整よりも先に「会うべき理由」です。これをスマートにこなす男はモテます。
たとえば、会話中に「え、その映画好きなの?俺も好き!来月さ、同じ俳優が出てる映画公開になるけど、一緒に見に行かない?」なーんて、うまいやり方です。彼女も断る理由が見つかりません。
突然、「次のデートなんだけどさ」と切り出しても、女性としては「はあ?次デートするって誰が許可したんだ?」となりますから、デートではなく「何かをしに、どこかに行く」ということをキーワードに誘うと良いでしょう。
次のデートに誘うヒントは会話の中にある
次もデートしたいな…と思ったとき、ネットで女性の攻略法を検索するより、もっと身近にヒントがあります。答えは、彼女との会話の中に必ずあります。
チェックしていただきたいのは、
- 彼女の好きなもの
- 彼女の食べたいもの
- 彼女が行きたい場所
- 彼女が苦手なもの
です。これを耳にしたら忘れないようにしましょう。
できれば彼女の希望に添う形が望ましいのですが、彼女側から情報をうまく引き出せなかった場合は、「俺、今度〇〇に行きたいんだけど、付き合ってくれない?」と誘うのもアリです。
おわりに
2回目のデートは、最初よりはハードルが下がるかもしれませんが、まだまだ油断できなくて微妙に難しいタイミングだと思います。ちょっとした言動が今後を左右します。
ただ「嫌われたくない」と思って行動するのだけはやめましょう。「もしこれで嫌われたら、それまでのことだったんだ」と割り切れるくらいでないと。3回目、4回目、とどんどん辛くなってしまうからです。
まずは自分が楽しむこと。そして「君と一緒にいると楽しい」という態度を上手に表現していきましょう。そうすることによって彼女も「もっと一緒に遊びたいな」と思います。
好かれる努力や嫌われない努力をするよりも、「今どれだけ自分が今の瞬間を楽しめているか」の方が重要です。彼女の気持ちを理解しつつ、自然な自己主張をしていきましょう。