みなさんは、メンヘラという言葉をご存知だろうか。
そもそもこの言葉はネットスラングの一種で、心の病に悩む人、または精神的に不安定な人を指す。
メンヘラもピンキリだ。本当に重篤な人もいれば、いわゆるなんちゃってメンヘラというのもいる。
ここ最近では、SNSなんかを見ていると、つとに増えてきた印象を持つ。
筆者はTwitterをやっているが、しばしばこの手の人々にフォローされる。
大半は女性で、リストカットなどの自傷行為をネットにアップすることもしばしば。血が苦手な筆者はこれが恐ろしいので、フォローされても大抵無視している。
ネット上の表面的な部分ですらこういった具合であるので、深く立ち入るとなると、さらに厄介なようだ。
この手の女性と交際した経験のある男性は、大抵口をそろえて言う。「メンヘラ女子との恋愛はめんどくさい」と。
最近では、出会い系サイトでもこの手の女性とエンカウントすることも珍しくないようだ。
リアルの世界で探そうとするとなかなか見つからないのに、ネット越しだとすぐに発見できるなんて、ちょっと不思議な存在である。
しかも、何故かそういうメンヘラ女子ほど可愛かったりするそうで、この辺りはまるで可愛いけど、下手に触れると怪我をするという、ハリネズミみたいな存在に感じられる。
中には、大人の関係になるまでメンヘラ体質を隠している女性もいるという。
他にも、メンヘラを盾に浮気も不倫もガンガンやってしまう、ただのヤリマンなんてのも少なくないのだとか。
ううむ……日本人はセックスの頻度が他国より低いというが、少なくとも彼女たちにとっては無縁の話なのかもしれない。
ただ、相手がメンヘラとは知らず、あるいはメンヘラへの知識がないままセックスをしてしまったら、どう立ち回ればいいのか。これはなかなか難しい問題だ。
そこで今回は、もしもセックスした相手がメンヘラ女子だと分かった場合、どう対処していけばいいのか、目的別に考えていきたい。
この記事の目次
エッチした相手がメンヘラだった!交際を続けるにはどうすべき?
まずは、セックスした相手がメンヘラだったと分かった場合、そのまま交際を続けるためにはどういった努力をすべきか考えていきたい。
筆者の周囲には、出会ったばかりの相手とホテルに行ったものの、後に相手がメンヘラ女子だと分かって困惑してしまった男性が、しばしばいる。
「というか交際する前にベッドインするんじゃないよ」という話かもしれないが、ぶっちゃけ大人の恋愛にはこういったスタートの切り方もありえるので、そこは指摘しないでおきたい。
そしてかく言う筆者もまた、20代の前半に、同じような発端を通して実際にメンヘラ女子と交際した経験のある立場だ。
そんな筆者の経験の中から言えることはそんなに多くない。
たとえばどんなものがあったのか。いくつか箇条書きにしてみた。
- 相手を頭ごなしに否定はしないで、常に対話の窓口を設けておく
- 求める人間関係にはなるべく応じる。恋人であり、友人であり、父親といった、奇妙な要求にもなるべく応じる
- その上で相手の体調を心配していることを常々示唆する
- セックス依存気味な女性も多いので、他の男性との性交渉も油断するとすぐやらかすが、怒るときはしっかりと証拠を掴んでから怒る
いま振り返れば、関係を長続きさせるためのノウハウとして、これらに気を遣っていた。
特にメンヘラ女子は、普通の女性とはかなり異なる精神構造をしている。行動もエキセントリックな面がある。
なにより覚えておくべきなのは、交際相手に男性性と父性、そして趣味の共通した友人など複数の顔を求めがちなので、それらにも広く対応する心の余裕は必須ということだ。
ただの彼氏になれる男性なんて、世間にごろごろいる。
世の中の男性の多くは、セックスが出来そうな女の子がいたら、タイプかどうかはさておき、とりあえず関係を持っておこうとするもの。
可能性を感じたらグイグイ行くのが正常な男性なので、そういった連中が寄って来る度に追い払う必要がある。
また、そういうおイタをした自分を優しく叱って欲しいし、なんならもっと頼りたいという思いも、メンヘラ女子は抱きがち。
これこそ彼女らの求める、父性の部分となる。
友人としての顔も、時には見せなくてはならないのも面倒なところだ。
性交渉云々を抜きにして、一緒に趣味の時間を共有したい。しかもその時間は自分の気まぐれで突然終わっても、あんまり文句を言われたくない。
こういった気持ちを抱えているメンヘラ女子は多い。
付き合うだけでいろんな気苦労があるので、正直大変だ。
それでも普通の女の子とはちょっとファッションもメイクも異なるし、サブカル系、ロリ系など珍しいタイプが多いので、ハマってしまう男性はハマってしまうだろう。
エッチした相手がメンヘラだった!穏便にフェードアウトするには?
では逆に、セックスした相手がメンヘラと分かった場合、相手を刺激せすにフェードアウトするためには、どういった対応をすべきなのだろうか。
この辺りの対処は「メンヘラだから」と言って特別に気遣いをすることはなく、どちらかと言えば普通の女性にするような対処を、できるだけ誠実に(見えるように)心掛ければいいように思える。
その上でメンヘラ女子に「ああ、じゃあしょうがないか」と思わせることが出来れば万々歳となる。
たとえば腕に切り傷があったら「ごめん、俺生理的に血とか傷が苦手で」と言ってみるとか。
あるいは感情の起伏が激し過ぎるところを目の当たりにしたら「酒乱だった父のことを思い出してしまうから」なんて言ってみるのも手だ。
または必要以上に連絡をせず、とにかく親密になる可能性を自分の方からは極限まで削ぐことなども、地味に有効となる。
そうこうしている間に、可愛いメンヘラの場合は、よその男性から必ずアタックされるはずなので、せいぜいそれまで耐えればいい。
……というか、これが現実的には一番良い選択かもしれない。
とにかくメンヘラ女子は、接した男性が「あ、ヤレそう」と思いがちな言動やファッションをしている。
そのため、新しい出会いがあれば、すぐに寝取られてしまう。
しかも前述のように、彼女たちはネットを上手く活用してどんどん男性たちと仲良くなれる。
彼氏に黙って別の男性とセフレ関係にでもなってしまえばしめたもので、程なくして関係がうっすらと消えてなくなってしまうことは、決して珍しくない。
性の力は偉大なのだ。
サブカル系、ロリ系女性の需要って、なかなか大きなものがある。
そういう女性と進んで交際したいと思っている男性にとっては、まさにメンヘラ女子の誘惑は願ったり叶ったりで、彼氏の見てないところで「俺がカレより幸せにするから」なんて言ってしまうのだ。
メンヘラは個性の一種、過剰に構えず、普通の女性と思うべし
一頃昔とは違って、今はメンヘラ女子が増えている。
ネットを1時間やってれば、1人か2人のメンヘラ女子に当たると言っても過言ではないほど、珍しくない存在となった。
冒頭で書いたように、特にSNSや出会い系サイトにはゴロゴロいるし、別に珍しいものでも、怖い人種でもなくなったというわけだ。
先鋭化した一部の人たちは確かに怖いが、全体の数が増えると没個性化してしまうのはどんなジャンルにも当てはまる。
メンヘラも同じことだ。
たしかにメンヘラ女子との交際には、物理的、時間的なデメリットは多い、
たとえば何かにつけて電話が掛かってきて束縛されまくったり、LINEの既読がつくのが遅いと、たとえこちらが勤務中でも勝手に怒ってしまう。
精神的に不安定な状態が続くと、デートもまともにできない。
ケースバイケースだが、これまでメンヘラ女子と付き合ってきた男性ほど、このデメリットには深くうなずくはずだ。
そしていつしか思うのだ。
「あれ? こんなにめんどくさいなら、普通のOLとかと恋愛する方がなんぼかマシじゃね?」と。
悲しいかな、交際相手がこの結論に到達したため、関係を清算されてしまうメンヘラ女子は数多い。
しかしご安心。
彼女たちはあくまで需要数多なのだ。
ひとたび市場に出れば、メンヘラ女子というステータスに憧れる男性たちから、大いに引っ張りだことなる。
そうして瞬く間に、新しい彼氏を作ることができる。
ただ、メンヘラ女子の悪しき特徴なんて、せいぜいその程度。
要は彼女たちはちょっぴり個性が際立っているだけで、普通の女性とそんなに変わらない部分の方が多い。
あまり構えずに等身大の女性として接するべきであり、関係を断つ際も同様に、いち女性として扱う基本姿勢は、そのままで当たったほうがいい。