ORETTEをご覧の皆さん、こんにちは。夜の性活相談員・小室友里です。夜の性活、潤ってますか?
わたくしごとではございますが、近頃は各種メディアさまにお呼ばれすることが途端に増えまして。ありがたいことでございます。
中でも驚いたのが、女性向けに発行されている健康雑誌の取材が増えていること。
「ゆほびか」(マキノ出版)、「からだにいいこと」(祥伝社)、8月中旬にも某健康雑誌さんに、読者さんとの座談会の様子が記事になります。
特筆すべきは、そのどれもが「女性のひとりエッチ」(←敢えてひとりエッチと称します。オナニーではなく)についての取材なんです。
ぶっちゃけた話、聞かれることは大体同じ。
「ひとりエッチをすると、どんないいことがありますか?」
「ひとりエッチしたことがない人がいっぱいいるので、やり方を教えてください」
「オススメのグッズはありますか?」
「ひとりエッチでオーガズムを得るためには?」
だいたい、こんなところですね。
男性からしたら「はぁ?オナニーの仕方!?なんでわかんないの?」と思うような質問でしょうが、本気でわからない女性が本当に多いんです。
これだけセックスや性の情報が飛び交うようになっても、ひとりエッチの仕方がわからない。そもそもひとりエッチをすることや、性器を触ること自体の意味すらわからない、という女性が実に多いんです。オーガズムを感じたいなら、まずは自主練的にひとりエッチでオーガズムを体感しましょうとお伝えする矢先、ひとりエッチはしたくないという読者さんもいたりして。
(おいおい、気持ちよくなりたいのか、なりたくないのか、どっちやねん!)
と内心ツッコミつつも、セックス以上に女性のひとりエッチがハードルの高い行為なのだなと痛感させられます。ツッコんでしまいたくなるのは、自分が性の情報にや性行為に対して抵抗感がすっかりなくなった証拠。良くも悪くも、ですね。
これだけ抵抗感を感じつつも、ひとりエッチが見直されているにはそれなりの理由があります。
最大の理由が「女性がキレイになれる」こと。
男性のオナニーと同じように、女性のひとりエッチは自律神経を整えてくれます。
寝る前にひとりエッチすると寝つきがよくなって、お肌のハリツヤもよくなります。寝つきがよくなるのは、副交感神経が優位になることで働くリラックス効果。これは男性も一緒ですね。射精した後に眠くなるのと同じ、と考えてもらえればわかりやすいはずです。
お肌のハリツヤがよくなるのは、ひとりエッチすることで女性ホルモンが活発化するから。女性ホルモンは女性が美しくあるために欠かせないホルモンです。「女が枯れる」とよく言いますが、枯れていると思われる人はまさに女性ホルモンの活動が鈍くなっている人と言えます。数ヶ月セックスしていない、恋愛すらしていない…。そんな人ほどひとりエッチは、心身ともに女性らしくあるために必要不可欠な行為であるはずなのです。
そう、問題はココ。
『必要不可欠な行為』が『枯れている女がする行為』だという認識になってしまっていること。
先にもお伝えした通り、女性にとってひとりエッチはセックスよりもハードルの高い行為です。
それはなぜか。
【そこにパートナー(男性)がいないから】
自分のためだけに行うひとりエッチ。漢字に表すと「自慰」。自分を慰めると書きます。女性はここに抵抗感を覚えているんですね。
「自分を慰めるなんて、さみしい女のやることだわ」
「私、そんな女になりたくない」
こんな意識が働いているんですね。エロくなればなるほど話のネタになり、ともすれば英雄になれる男性とは真逆に、エロくなればなるほど、女性はその価値が下がっていく…。そんな認識が今も女性たちを苦しめているのです。
さて、時間が来てしまいました。このお話の続きは次週に。女性がひとりエッチすると、男性にもいろいろなメリットがあるんですよね〜。
また、もしあなたに彼女がなかなかできないのであれば「彼女ができない原因とイケメンでなくてもモテる男の特徴」もあわせて読んでみてください。
彼女ができなかった原因がわかって、今までの人生が大きく変わるきっかけになるかもしれません。