ORETTEをご覧の男性諸氏。こんにちは。ラブヘルスカウンセラー・小室友里です。
「中折れ」&「イケない」男性が急上昇中の今日、あまり聞かれなくなったのが「早漏」。
聞かなくなったといっても正しくは目立たなくなっただけで、絶対数はいると思うんです。しかし「中折れ」&「イケない」男性のインフィニティな増殖っぷりに、「早漏」が圧倒されている感がありますねぇ。ま、正直無くなってくれる方が女性としてはありがたいのですけど。
なんでかって。
中折れ&遅漏は女性の力添えで改善が見込めるんです。詳しい話はいずれお話するとして、対して早漏はいかがなものか。
入れて3秒しか持たない勃起を長く保たせるって、女性の力ではなんともしがたい。
力を抜いて締めなければいい?そんな簡単な話でもないんですよね。
体の力を抜いてアソコだけ緩めようとしても、挿入が気持ちよければ膣は伸縮し、ペニスを掴んだり離したりしますからねぇ。
女性の気持ち良さを抑えて早漏対策?そんなセックス、女性の誰が望んですると思いますか。愛撫もそこそこに挿入してごらんなさい。付き合って早々に、または結婚して早々にパートナーにセックスレス宣言されて、セックスしたくてもできなくなる日々を迎えることになりますよ。
「家計費から風俗代出すから、他で処理してきて!」
とか言われちゃって。あなたの性欲、パートナー女性から見れば処理レベルですよ、処理。セックスが愛情表現なんて、男の驕り以外の何物でもないと思われてしまうわけです、はい。
とはいえ。正確に言えば、早漏改善に女性の力添えができないわけではないんです。
そもそも、なんで早漏になっちゃうかって。亀頭部が刺激に慣れていないからですよね。仮性包茎や真性包茎で平常時も皮を被っている亀頭が、セックスの時だけひょっこり顔を出してお役目を果たします。
しかし、亀頭を強くするトレーニング、平常時にも亀頭部を出して摩擦や刺激に慣れさせていないのに、ぶっつけ本番のセックスに強い亀頭、強いペニスを見せられるわけがありません。心地よい摩擦や刺激の膣圧に負けて、「入れて3秒化」現象が繰り返されていくわけです。
これが女性にはもどかしい。なんでかって。
早漏改善には亀頭を刺激に慣れさせればいいとわかっているじゃないですか。ならば女性はそのために力を貸したいと思うんです。女性は愛する男性を助けたい。亀頭を刺激して、イキそうになったら刺激を緩めるトレーニングを手伝いたいと思う人はたくさんいます。そこには母性が働いており、自分たちのセックスライフ、強いては自分自身の気持ち良さにも大きく影響してくるわけですから。手伝うメリットがいっぱいあるわけです。
しかし、ココが問題で。
その姿を見せたくない男性が、非常に多い。
オナニーがわりにシコシコしてくれるのなら、ありがたく気持ち良くしてもらう。
ところがそれが早漏改善だと意識した瞬間、そこにいるのはカッコ悪い自分。すっぽんぽんで、足を開いて、ペニスびんびんのまま彼女のなすがままに弄ばれる自分。おっそろしくみっともない自分。彼女には見せたくない、自分の弱みをさらけ出し、彼女とのパワーバランスが逆転する瞬間。
自尊心を傷つけられちゃうんでしょうね。それが男性という性の特徴ですから。
何言ってんだよ。それがいい!むしろそれがいいんじゃん!って人はどんどんやってもらってください(笑)。…本気でそれを望んでいる人って、少数だと思いますけど。
ですから。
早漏改善は、男性が地道に行う、地味な努力なのです。
続きは次週に!
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