彼女と別れた。おそらく、その次の日も、さらに次の日も、そんなに簡単に吹っ切ることができないのが男心でしょう。大好きだった彼女であれば、なおさら。
彼女からもらったもの、思い出の品、写真などなど。いつまでも未練タラタラに処分できない人も多いと思います。
一方その頃、彼女の方は1週間もしないうちに、すっかり忘れて、彼からのプレゼントなんかリサイクルショップに持ち込んで小銭にしているかもしれません。
もし、別れた彼女からもらったプレゼントをまだ持っているのなら、処分することをおすすめします。なぜなら、こんな理由があるからです…
1、男心のリセット
男心って複雑ですよね。一周して単純と言ってもいいかもしれませんが、「自分でこうしたい」という方向には行かず、「なぜかわからないけど、どうしてもそっちへ行きたい」というコントロール不能領域があるかと思います。
たとえば、好きな女性がいるけど、好きすぎて性行為をするのは許せない!と思ってしまう…けど体は反応する、みたいな。「男ゆえ!」みたいな部分って、「どうしようもない」ので説明できないのです。
この「別れた彼女のことをどうしても思い出してしまう」というのも、言ってみればコントロール不能領域のひとつ。
このような「どうしようもない」ことは、どうしようもないと割り切ってしまうのが一番。男心はそう簡単にリセットできないので、気分を変えたいのなら外側から環境を変えていかなければなりません。
部屋の模様替えをする、別れた彼女との思い出の品を処分する。視界に入らないようにするだけで、気分は楽になります。
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2、新しい彼女を迎える準備
別れた彼女のことをいつまでもグダグダ言ってる男って魅力がありません。「そんなに別れた女がいいなら、復縁すれば?」と女性は思うので、良い女がどんどんスルーしていきます。
また、ちょっといい感じになった女性に、前の彼女の話をする男も多いのですが、まるで「未練があります」という証明になってしまって、良い結果を招きません。
それくらい、女性というのはみんなドライです。「冷たい!」とか「人情はないの?」と思われるかもしれませんが、過去の栄光を語って、目の前の課題を無視していることは“失礼”なのです。
気持ちを切り替えろ、と無茶な要求はしません。ただ、新しい彼女がほしいと思うのなら、せめて女性の前で別れた彼女の話をしてはいけません。
そういう意味で、混乱している心の中をちょっと整理してみる必要があります。大事なのは過去の思い出ではなく、「これからどうするか」です。
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3、プレゼントの価値は下がっていく?
別れた彼女からもらったプレゼント。その価値はお金に換算できないものです。しかし、考えても見ましょう。死んであの世に持っていけません。
両親は、もしかしたら赤ん坊の頃のへその緒を大事にしてくれているかもしれませんが、それだっていつか時間が経てば、価値のないものに変わってしまいます。辛い話ですが。
物は劣化します。どんなものであっても。もし、頭の中に良い思い出があるのなら、それでいいのです。プレゼントの役割は、思い出を作ることであって、すでに役割を果たしたと言ってもいいでしょう。
どんなに大切に管理しても、あの世まで持っていくことはできません。であれば、自分の目の黒いうちに、自分の手で処分した方が、浮かばれるというものです。
4、別れた直後が勝負
もう復縁は無理。完全にダメになった関係は、別れた直後が勝負です。そこで「どうせ俺なんて」とか「俺は彼女を幸せにしてやれないダメな男だ」と思うかもしれません。
また「彼女に裏切られた」「折角いい感じだったのに」などと思うでしょう。別れた彼女を嫌いになれ、とは言いませんが、出会うのも縁、別れるのも縁です。
占星術関係の情報をネットで漁っていると、よく「ブレイクスルー」という言葉を目にします。難関や障害を突破することですが、占星術で言うと、人生には転換期がいくつもあって、まさに“壊して前に進まなければならない時”というのが誰にでもあります。
彼女と出会ったことは運命だったかもしれませんが、別れることも運命で、そこで得た何かを自分の糧にして前に進んでいくことが、人生の大きな目的です。
つまり、「ああ、そうだ。結果的に別れてよかったんだ!」と思う未来が必ずくるので、今は治療直後の痛みを引きずっている状態ですが、これからは良くなっていく、と信じることが重要です。
いつまでも別れた彼女からもらったプレゼントを眺めて、笑ったり泣いたりしていることは、同じ場所で足踏みしていることと同じです。
人は自然に忘れられる生き物ですが、物に縛られては意味がありません。捨てれば忘れられる、ということではありませんが、捨てたほうが気持ちが楽になれるでしょう。
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