人は「ただSEXがしたい」と思うものではありません。SEXの先に快楽があるから、行動しようとします。
これは、単に「お腹が減ったからなんでも食べる」のではなく、「美味しいものを食べたい」というのと同じこと。
男性は特に、目的がSEXになってしまうと、内容が希薄になってしまいがちで、自分も気持ちよくない、相手も気持ちよくない、という中身のないSEXの経験があるかもしれません。
SEXにおいて重要なのは、技術ではないのですが、女性も自分も満足するためのポイントとして、そのいくつかはやはり技術と言い換えることのできる点があります。
今回は“SEXの快楽を増幅させるための重要なファクター”ということで、SEXのときに意識しておくと、自分も相手も快楽が増幅するポイントをご紹介したいと思います。
1、女性を宝石のように扱う
まず、誰しもSEXによって「自分が気持ちよくなりたい」わけですが、では、自分が快楽を得るためには誰かに犠牲になってもらわなければならないのでしょうか。
“快楽を増幅させる”という点に置いて、やはり“お互いの同意”というのは必要不可欠です。もし、女性が声も上げず、マグロ状態で寝そべっているだけなら、それは人間でなくてもいいわけです。
SEXを盛り上げる上で、重要なのは“女性をその気にさせる”ということですが、これは単純に、女性に対して「今日も綺麗だね」「スタイルいいね」と言葉で褒めるだけではありません。
女性は、宝石のように扱わなければなりません。それも、高級で価値があり、ちょっとした衝撃でも壊れてしまうような繊細なもの、のように。
多くの男は、インスタントに行為に及びたいと考えるので、口先だけで「愛してるよ」「かわいいね」と言いながら、ドアも開けてくれなければ、雑踏の中で守ってくれるでもありません。
とても雑な扱いをします。それは「この女だったらこれくらいでいいや」と思っているのかもしれませんし、そもそも女性を大切に扱う、という習慣がないことの表れです。
試しに、女性に対して、必要以上に大切に扱ってみることによって、女性の“その気”がアップし、女性側の積極的な姿勢によって快楽が増幅するかもしれません。
2、シチュエーションは脳内で
以前、タレントの関根勤さんが、「もし自分が今より10歳年上だったら、自分の奥さんのことを若いと思って抱けるからいい」という話をしていました。
人は案外わがままで、自分の彼女を見ながら「もうちょっと胸が大きければいいのに」とか「痩せればいいのに」、「ほかの女のほうが美人だな」と思って満足することがありません。
我慢して満足したフリをしろ、ということではありませんが、人には折角“想像力”というものがあるのですから、フル活用してみてはいかがでしょうか。
相手の興奮を高める、自分の興奮を高めるのは、シチュエーションかもしれません。青姦が好きな人、というのがいますが、あれも「人から見られるかもしれない危険性」から興奮を高めているのです。
では、自分の起爆剤として想像力でシチュエーションを作り出す、または補うことで、室内でも屋外のような気分を味わうことは可能かもしれません。
3、マスターベーションも大事
SEXの快楽を増幅させるために、「何日か前から我慢しておく」とか「彼女(妻)がいるのにオナニーするのは恥ずかしい」などと考えている人も多いかもしれません。
それでは、快楽は増幅どころか、半減してしまうかもしれません。最後の重要なポイントとしては、「マスターベーションとSEXは分けて考える」という点です。
実際、「マスターベーションの方が気持ちいい」と感じている男性も多く、SEXでは満足できない、女性との行為にわずらわしさを感じる、という男性も多いです。
SEXの快楽と、マスターベーションの快楽は、全く異なります。SEXの快楽は、相手の反応ありきのため、そのほとんどがコミュニケーションと言っても過言ではありません。
相手あっての行為、ということは自分のわがままが通らなくて当たり前なのです。これではSEXで満足できない。では相手が悪いのか?というと、そうでもありません。
いわゆる“性欲”は、マスターベーションで的確に処理するのが理想的です。SEXにおいて、余裕のある態度の演出や、何もかも全部を相手に求める姿勢を捨てる、ということが、快楽を増幅させることに繋がります。
人の体のことですし、それぞれ趣味嗜好も異なるため、正しい方法というのがあるようでない、のがSEXです。
ただ、相手のことを考え、自分のことも大事にし、かつお互いに満足する、というのは与えられるのを待っているだけではできません。
自分本位の快楽を求めるだけのSEXではなく、ふたりだからこそできるSEXとは何か、と考えて性欲処理の目的ではない、もっと高い思想の行為として臨んでみましょう。
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